内因性の精神疾患とは?——精神疾患の原因は心理的なことではない

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内因性

精神医学では、精神疾患の原因を大きく「内因性」「外因性」「心因性」の3つに分類することがあります。

この記事では、このうち**「内因性の精神疾患」**について詳しく解説します。

内因性の精神疾患とは?

内因性の精神疾患とは、明確な外的要因がなく、遺伝的要因や脳の内的な機能異常によって生じる精神疾患を指します。具体的には、以下のような特徴があります。

1. 発症に明確な外的要因がない

事故や薬物、感染症などの外的要因(外因)が原因ではなく、またストレスや心理的な葛藤といった心因が直接の原因でもありません。

2. 遺伝的な要素が関与することが多い

家族歴との関連が指摘されることが多く、双生児研究などでも遺伝的な影響が示唆されています。

3. 慢性的・周期的な経過をたどることが多い

発症すると長期間にわたって症状が続いたり、再発を繰り返すことが特徴です。例えば、躁うつ病(双極性障害)では躁状態とうつ状態を周期的に繰り返します。

4. 代表的な疾患には統合失調症や気分障害がある

内因性の精神疾患として代表的なのは、以下の疾患です。

統合失調症

双極性障害(躁うつ病)

うつ病(心因性のうつ病もある) 

内因性の精神疾患とは、まだはっきりと分かってはいませんが、脳の機能異常などが原因で発症するとされる病気です。

要するに脳の病気です。

内因性の精神疾患と他の精神疾患の違い

精神疾患の分類には、「外因性」「心因性」との対比があります。

分類

内因性 明確な外的要因がなく、遺伝や脳機能の異常が関与外因性 外的な要因(脳損傷、感染症、薬物など)が原因心因性 ストレスや心理的な葛藤が主な原因
代表疾患 統合失調症、双極性障害、大うつ病代表疾患 脳炎による精神症状、中毒性精神障害、認知症代表疾患 適応障害、PTSD、解離性障害

また、内因性の疾患は心因性と比べると、より重症な疾患であるとされています。

精神疾患では、内因性の病気は障害年金の受給対象にされていますが、心因性のものだと基本的に対象外です。

内因性精神疾患の治療

内因性の精神疾患の治療には、薬物療法が基本となります。

統合失調症 → 抗精神病薬

双極性障害 → 気分安定薬(炭酸リチウムなど)

大うつ病 → 抗うつ薬(SSRI、SNRIなど)

また、心理社会的なサポートも重要で、精神療法やリハビリテーションが併用されることが一般的です。

まとめ

内因性の精神疾患は、ストレスや心理的な原因ではなく、明確な外的要因がなく、遺伝や脳の機能異常が関与すると考えられています。

代表的な疾患には統合失調症や双極性障害、内因性うつ病があり、診断や治療には医学的な専門知識が必要です。

精神疾患の理解を深めることで、適切な支援や治療へのアクセスがしやすくなるでしょう。

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